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令和4年度 インフルエンザ予防接種について
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予防接種は計画的に
インフルエンザの流行のピーク時期が1~2月でワクチンの効果持続期間が概ね3ヶ月~5ヶ月程のため10月末ころから接種することが有効と言えます。接客など人と接する機会が多い人ほど計画的に予防接種を受けましょう。
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普通のかぜとはどこが違うの?
普通のかぜは1年を通してみられますが、多くは、発症後の経過がゆるやかで、発熱も軽度であり、くしゃみやのどの痛み、鼻水・鼻づまりなどが主な症状です。対してインフルエンザは、例年11月頃から流行が始まり、1~2月にピークを迎えます。
症状は高熱を伴って急激に発症し、全身倦怠感、食欲不振などの「全身症状」が強く現れ、その他に関節痛、筋肉痛、頭痛などもあり重症化すると肺炎や脳炎などを合併し死に至る場合もあります。
そのため小児や高齢者、基礎疾患患者など低体力者の場合、特に注意が必要です。
また伝染性が非常に強く、あっという間に人から人にうつり、広範囲に広がるため発症したら隔離して人にうつさない配慮が必要です。
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感染経路
飛沫感染
インフルエンザ感染者のくしゃみや咳などによって飛び散った、ウイルスを含む粒子(飛沫)を鼻や口から吸い込むことで感染します。(感染者は隔離)
※くしゃみや咳でウイルスの飛散する範囲は、周囲4~5m、マナーとしてマスクをつけましょう。
接触感染
感染者の皮膚や粘膜などに直接触れることや唾液や鼻水を直接触れる、感染者の触れたもの(スイッチ、ドアノブ、手すりなど)に触れることでも感染します。
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インフルエンザの主な症状:インフルエンザウイルスには、大きく分けてA型、B型、C型の3種類があります。 |
A型 |
感染すると1〜3日の潜伏期間を経て、急激に38度後半から40度を超えるような高熱がでることが多く悪寒や震え、関節痛や筋肉痛を伴い頭痛や咳、腹痛や嘔吐、下痢などの症状をひきおこします。
感染力は強く、飛沫感染や、接触感染で人から人へと感染していき、症状のない潜伏期間にも、知らず知らず人にうつしてしまうこともあり、非常に感染力が強いウイルスといえます。
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B型 |
感染すると微熱や腹痛、下痢などの胃腸系症状をひきおこします。
A型よりも症状が比較的軽く、特定の地域に集中して流行する場合があり、山形系統とビクトリア系統の2種類があります。
これらは遺伝子の構造が異なるため、1年で何度も発症する可能性があります。
ウイルスが変異しにくいため、ワクチンによる予防が効果的です。
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C型 |
感染すると微熱や鼻水などの症状をひきおこし、小児に多く感染し、咳や鼻水が多量にでるなどの特徴があります。
軽い症状ですむことが多く、ウイルス特性が違うため、インフルエンザワクチンには含まれないことが多いのです。 |
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今シーズンの(2022/2023年)インフルエンザワクチン株(202204)
A型:ビクトリア/1/2020(IVR-217)(H1N1)
A型:ダーウィン/9/2021(SAN-010)(H3N2) ※2021/22シーズン変更株
B型:プーケット/3073/2013(山形系統)
B型:オーストラリア/1359417/2021(BVR-26)(ビクトリア系統) ※2021/22シーズン変更株
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ワクチン接種後の注意(予防接種内容の詳細については、予診票にてご確認ください) |
1. |
インフルエンザワクチンを受けた後15~30分程は急に副反応が起きることがあるため医師が居る場所で経過観察が必要です。 |
2. |
接種部位は清潔に保ちましょう。接種当日の入浴は差し支えありませんが、接種部位をこすることはやめましょう。 |
3. |
接種当日は、いつも通りの生活をしましょう。激しい運動や大量の飲酒は避けましょう。 |
4. |
万一、接種経過観察後に高熱やけいれん等の異常な症状がでた場合、速やかに医療機関を受診して下さい。 |
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予防接種の内容については、別紙予診票を十分お読みになり受診しましょう。 |